技術情報・技術コラム

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映像機器開発の基礎

映像機器の構成

映像機器って何?

映像機器は、光源から出た光をレンズ・ミラーなどを調整してスクリーンに大きな映像を投写する機器のことです。光源・照明光学系・色分離合成系・液晶等のパネル・投写レンズの5つのパーツから構成されています。

光源は映像を生成するための光を供給する役割があり、ランプ・LED・レーザー光源の3種類があります。従来は安価で入手がしやすく、もっとも普及している水銀ランプを採用していましたが、寿命や環境問題などのために近年は水銀ランプの需要は急激に減ってきています。

特に最近では本体の小型化や高寿命と低消費電力を狙う為に、LEDやレーザー光源の採用が目立ってきています。

映像機器の構成

光源から出た光を照明光学系が受け取り、色分離合成系へと導きます。照明光学系にはレンズ・反射鏡拡散板・フィルタなどなどの構成部品があります。色分離合成系では光の3原色(RED・GREEN・BLUE)を分離して、それぞれを液晶等のパネルに送ります。

最後に投写レンズを通してスクリーンに映します。その時に投写レンズはピントを合わせる役目も担います。ただし、レーザープロジェクターについては通常パネルが無く、直接映像をスクリーンに映すことが出来ます。